
大野ゆうきさん監修のバイブレーションで、サイズ展開は57mmと70mmの2サイズとなっています。
57S
・全長 57mm
・重量 11.5g
・フックサイズ #10 x 2
70S
・全長 70mm
・重量 20g
・フックサイズ #6 x 2
※公式より抜粋
樹脂製の小型バイブレーションで、早巻きでも水面から飛び出すこと無くしっかりと泳ぎ、低速巻きでもウォブリングの振動がしっかりと手元に伝わってきます。
フォール姿勢も良く、レンジキープ力にも優れているため、任意の層まで沈めて巻いてくるだけでも釣りが成立する初心者にも扱いやすいバイブレーションだと思います。
なお、宍道湖・大橋川ではシーバス以外にはチヌにも(ダツにも…)とても反応が良く、とりあえず何か釣りたいと言う場合には非常にオススメですが、ハイシーズンなどランカーが十分狙えるような場面ではやや不向きかもしれません。

57Sと70Sの使い分けについてはベイトのサイズに合わせるのも良いですが、単純に川幅や水深で選択するのが良いでしょう。
鉄板バイブレーション等と比べて沈降速度は遅いため、ある程度浅い場所でも着水後すぐにロッドを立てて巻き始めることで表層を引いてくることも可能です。
また、ただ巻きにシェイクを混ぜたり、流れがかなり速い場合は流して使うことも出来るため、様々なフィールドや状況に対応できるルアーとなっています。
と聞くと何やらスゴイ印象を受けるかもしれませんが特にこれと言って特殊なテクニックと言うわけでは無く、単なるワンピッチジャークで出すことが出来ます。
このルアーはダート性能が非常に優秀で、上下左右に飛び跳ねるようなアクションを行うためサーチ範囲が広く、シーバスにルアーをしっかりと見せることが可能です。
注意点としては、ショアジギングやエギングのように激しいロッド入力を行うと一発でエビってしまうため、ラインを張りすぎず緩めすぎず、適度にラインスラックを出してスロー気味に動かすようにすると良いでしょう。


水深が浅めで流れが緩やかなエリアでは57S、ある程度水深がある場所や流れが速い日は70Sのように使い分けることで幅広く対応できるため、比較的どこでも投入することができるルアーです。
しかし、宍道湖などのオープンエリアではより飛距離の出せる鉄板バイブレーション等に分があるため、どちらかと言うと河川や港湾部、近場のピン打ちで活用するのが管理人的にはおすすめです。