
大野ゆうき氏が監修し、誕生からすでに10年以上の歴史を誇る元祖リップ付きシンキングペンシル「マリブ78」。
68mm/78mm/92mmと3種のサイズ展開がある中、ここでは78mmについてご紹介します。
・全長 78mm
・重量 11.8g
・フックサイズ #6 x 2
※公式より抜粋
今でこそリップ付きのシンキングペンシルは何種類も誕生していますが、その中でも元祖となるのがこのマリブシリーズとなります。
シンキングでリップ付きならそれはもうシンキングミノーでは?と当時は騒がれたりしましたが、生みの親である大野氏曰く、シンキングペンシル同様の飛距離とアクションとミノーのような風や流れにも強くレンジキープにも優れた性能の両方を併せ持つとのことです。
実際のところ固定重心のため扱いが簡単で、リップのおかげで水中の情報が手元に伝わってきやすいので、シンペンにありがちな「ちゃんと動いているかわからない」と言った不安が少なく初心者でも使いやすいルアーだと思います。

基本的には従来のシンペンと同様、任意のレンジまで沈めてただ巻きで使用することになりますが、スロー気味だとややおとなしめの動きなのに対し、若干早巻きにするとS字アクションで泳いできます。
リトリーブスピードとロッド位置を調整することで潜航レンジが表層〜80cm程度まで調整可能ですので、河川や河口などで流れに乗せてドリフトさせる使い方が一般的でしょう。
逆に水深があるエリアでは若干使いにくいため、そう言う場所ではルアーチェンジを推奨します。


レンジを入れてリトリーブしたり流れに乗せてボトム付近を狙うような使い方が多くなるため、水深が浅いエリアや根がかり多発エリアではやや使いにくいです。
そう言ったエリアでは同じく大野氏が監修した「ガルバ73S」等、素直にほかのルアーで攻めたほうが良いでしょう。